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NEW暮らしっくガイド イシカワスタイルズ 【石川発、新しくて懐かしいライフスタイルの提案。】
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姥浦千重さん

* 「能登カフェ」というスタイルの実践
* あるスローな1日(前編)
* あるスローな1日(後編)
* 活動紹介
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スローライフを楽しむ
能登カフェ
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地場に根ざすスローライフスタイル

くらしのスタイル
「能登カフェ」というスタイルの実践
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姥浦さんスナップ
【プロフィール】
姥浦千重さん
提唱する“スローライフスタイル”を実践する場として、古民家を再生した「能登カフェ」を主催する姥浦さん。能登の豊かなスロー素材を取 り入れた新しい暮らし方のパイオニア
http://www.slowlifestyle.com/

海外の生活で気付いた事

姥浦さんは石川県七尾市の生まれで、横浜で建築を学んだ後、海外に留学し地元の暮らし方を再認識。一転して能登島で民家を改装した「能登カフェ」をスタートし、“slowlifestyle”という生き方を提案しています。
※以下姥浦さんへのインタビューです


-どのような経緯で「能登カフェ」を立ち上げることに?

「1998年から2000年にかけてイギリスに留学滞在していました。夏休みに郊外のガーデニングの仕事の手伝いをした際に田舎の良さに惹かれて、学校もその近くに移ったんです。そこでは『風が気持ち良いから外で過ごそうか』というように日常の中でもリビングの延長線上に庭で過ごす時間がありました」

「イギリスから一度帰国して、こんどはイタリアに行きました。そこでスローフード運動というものに出会って、庭だけではなく生活に関わる様々なもの、しかもその地のものとの関わりあいを考えさせられました。その様な経験を元に、もともと魅力を感じていた能登での生活を決心したんです」

イメージ:八ヶ埼
能登カフェがある八ヶ崎は石川県の能登島北東部に位置する、キレイな海に面した在所です

イメージ:能登カフェ
ごく普通の民家を改装した「能登カフェ」発見するには注意が必要?!


“スローライフスタイル”というキーワード

「能登には食材を始め、生活の質としてポテンシャルの高いものがあるので、こういう所で暮らしたいなとか、暮らせないにしてもちょっとこうしたスタイルを取り入れた生活をしてみるとか、そういった提案がこの地でできるように思いました」

「そこでそれらの考えを私なりにまとめた“能登”と“スローライフスタイル”という言葉をキーワードに“slowlifestyle.com”というホームページを立ち上げて、それをキッカケに情報配信と地元の商品の販売を行いました。そうこうするうちに『インターネット上だけでなく、何か拠点が必要だよね』という声が挙がって、『能登カフェ』という形にすることにしたんです。ですから、『能登カフェ』はスローライフスタイルの一つの具現化した形というかモデルのようなもの、という位置付けです」

イメージ:スローライフスタイルの伝導
能登島で年配の方をお手本に、自ら生活を共にして、その価値や楽しさを自然なカタチでカフェで伝導するのが姥浦さんの選択


スローライフスタイルの実践

-具体的にはどんなことをしているのですか?

「能登カフェは2005年の4月にオープンしました。能登の生活を感じてもらうという意味で、ある程度の時間を滞在してもらう事を考えてカフェにしようと思いました。店舗についてはお金の問題もありましたが、能登らしさという事を考えて、使わせてもらえる民家を探しました」

「スローライフスタイルの提案としては、地元の食材で何ができるか?ということがあります。たとえば“一汁二菜ランチ”等、地元でとれた素材のメニューがあります。その他には有機農法で青豆や黒豆を作っている農家の方とみそづくりのイベントなどをやっているのですが、イベントを通じてそれを生活に取り込んで、家庭でできるように、そういった食材を買って帰ることもできます。その他にも地元作家さんの雑貨なども販売しています」

「能登カフェに来てくれた人が能登の生活の一端に触れて、何かを感じて頂けたり、それを自分で実践してみようというきっかけになれば良いと思っています」

イメージ:一汁二菜ランチ
一汁二菜ランチ。おにぎりと、その季節に地元で取れた野菜、山菜、海草などを使ったメニュー

イメージ:味噌づくり
能登カフェ主催の季節イベントがあり、冬に行われるのが味噌づくり


「自分自身が楽しんでいるんです」

「地元の暮らしにおいて季節ごとにやるような“地元の方の年中行事”を能登カフェでのイベントにしているのですが、もちろん私が教えるわけではなく、私が先輩方に習う際に『もし良かったらご一緒にどうぞ』・・・という感じです(笑)」

「私自身知らないことの方が多いわけで、自分自身が楽しんで学んでいる過程なんですね。スローライフスタイルを始め其々の活動は、もちろん地域活性化に繋がれば良いと思っていますが、なにより自分達が楽しいからやっているとも言えますね」

「能登での生活は本当に楽しいですよ。なぜ皆が都会で暮らしたがるのかが私たちには理解できないくらい、田舎での、能登での生活に満足しています。食事はおいしいし、人との距離感もいい具合です」

イメージ:地域雑誌「OINE」
能登カフェだけでなく、様々な地域活動にも参加。その一つに編集に携わる地域雑誌「OINE(おいね)」がある

イメージ:餅つき大会
お正月にはカフェで餅つき大会が行われる


世代間の交流「一刻も早く習っていきたい」

「長く住んでいる人には身近にあるものの価値がわからなかったりしますよね。例えば田んぼで使っていた古い道具とか捨てられてしまいそうなモノを能登カフェでは照明にしたりしています。自分ではあまり価値を感じられないものでも違う人から『良いですね』と言われると『そうかな』ってなるんですね」 「だから、若い人たちとお年寄りの方が出会うことでお互いに発見するというようなことをできると良いのかなと思います」

「腰の曲がったおばあちゃんたちもいつも忙しそうで、あの方たちなりのサイクルというものがあるんです。この季節にはこれをしないと!といった風に。例えば漬け物であったりとか、味噌であったりとか。お年寄りの方は生活の知恵が本当に豊富で、教えてもらう事がたくさん有ります。こういうことが今の生活を始めて得た事ですね」
「そういうおばあちゃん達を見ていると『一刻も早く習っていかないとな』って本当に思います」

「今後の展望としてはカフェのフードメニューを増やしていきたいです。最初はスイーツだけでしたけれど、おにぎりを追加して、今は『一汁二菜ランチ』というのをやっています。そろそろ次のメニューを考えたいですね。その他にも今年は版画と写真の展示をしましたが能登カフェをギャラリーとして活用する企画展示の充実を図りたいですね」

イメージ:能登カフェ店内
田んぼを耕す時に使う“わく”という道具を照明のインテリアにしたカフェ店内

イメージ:店内の姥浦さん
自然体で無理をせず、地に足のついた活動を積み重ねる姥浦さんの生活そのものがスローライフスタイルだ

イメージ:能登の風景
能登の風景自体が都市部の喧騒とは対照的なスローな時間を感じさせる

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