HOMEISHIKAWA STYLESとはお問い合わせ
NEW暮らしっくガイド イシカワスタイルズ 【石川発、新しくて懐かしいライフスタイルの提案。】
*
あの人の、あのスタイル * スタイルを楽しむ * スタイルで集う * *
*
あの人の、あのスタイルインデックスへ
*
*
*
*
津田宏さん、さゆみさん

* 水引から見える金沢の日常風景
* 加賀水引のはじまり
初代左右吉・2代目梅
* 水引を暮らしの中へ
3代目剛八郎・千枝 
* 継承と新たな挑戦
4代目宏・さゆみ
* 作品紹介
*

*

暮らしになじみ 楽しむ水引

アートのスタイル
継承と 新たな挑戦
*

いつか、どこにもない人形を

【4代目 津田宏】

「私はもともと、サラリーマン。水引とは無縁の生活をしていました。結婚してから家内にちょっとだけ教わって、後は作品をばらして結び方を覚えました。水引き細工はあわじ結びの繰り返しだから、手本があればだれでも作れるんじゃないかな」

「でもね、作れるということと、いいものが出来るということは全く別。作り手によって、作品の表情が違ってくるんです。頭でイメージした通りに亀を作っても、横から見ると形がぜんぜんダメだったり、結び方は同じでも、バランスが良くなかったり。平面ではなく立体だから、どこから見ても美しく仕上げるのは、本当に難しいですね」

「私はまだまだ修行中。でも結納飾りで時折、本当に満足のゆく作品が出来ることがあります。我ながら嬉しくて、結納に出すのが惜しいときもあるくらい」

「結納の仕事にもう少し余裕が出来たら、作品としての人形作りにも必ず取り組みたいですね。まずはこの家に戻ってきた左右吉さんの具足を、近いうちにそっくり再現してみたいと思っているんです。今はなかなか時間がとれないけれど、どうしてもやってみたい。梅さんの言ってた『結納は商売、人形は生き甲斐』って言葉、すごくよくわかりますね」

「実は、いつかは自分で作ってみたいと思っている新しい作品の構想があるんです。今までどこにもない、誰も作ったことのない水引人形。今はまだ、私の頭の中にあるだけですが、自分の技術が追いついたら、必ず形にしたいですね」

写真:津田宏さん
左右吉さんが作った具足人形の前で、今後の展望を語る宏さん。

写真:水引を束ねる様子
色とりどりの水引を束ねて、結納飾りを編み始める。結納飾りは多い時で、月に20組以上の注文がある。

写真:結納用の祝い樽
結納用の祝い樽。末永い幸せを祈って、鶴と亀の水引人形が添えられている。


幸せを願う気持ちは なくならない

【4代目 津田さゆみ】

「私がまだ仕事を継ぐか迷っていたころ、おばあちゃんに『結納をする人なんて、そのうちおらんくなるよ』というと、『そんなことないよ』って諭されたんです。『昔は贅沢な結納なんて、ほんとに大きな家しかできなかった。いくら立派にしたくても、貧しい家はお米を持っていったりするだけだった。みんなが中流階級になった今だから、みんな、したかったことを出来るようになったんやよ』って。」

「今の若い人は格式ばった結納をしないって言われるけれど、今でも多くの人たちが店においでて、『キレイだからあげたい』 『向こうの親が喜ぶだろうからあげたい』 『完璧にはできないけど、指輪だけでも素敵に飾ってあげたい』って言うんです。どれも、すごく素直な気持ちですよね。結納本来の心は、決してなくなっていないと思うんです」

「おばあちゃんは、『結婚式は本人同士のお祝いで、結納は家と家の結婚式』と言っていました。しないとダメ、という問題ではないけれど、大事なお嬢さんが名前まで変えてお嫁に来てくれるわけだから、ありがたいと思う気持ちを形にして伝えたいと思うのは、時代に関係なく、ごく自然なことじゃないかしら」

「うちの結納飾りは全て、結納が終わった後も色紙や掛け軸に付けて壁飾りにできるように作ってあります。紙の折り方も、ふんわりと立体的に仕上げた独自のもの。結納飾りは1つ1つに、二人の幸せを願う意味が込められているでしょう。新しい形も取り入れながら、祝福の気持ちを美しい形にして表す風習を大切に引き継いでいきたいですね」

写真:津田さゆみさん
紙に折り目をつけず、立体的に仕上げる折型の技法は、津田水引ならではのもの。

写真:結納品に文字を入れる様子
結納品に筆で文字を入れるさゆみさん。水引と筆文字は、切り離せない存在。

写真:結納品一式
水引で飾られた結納品一式。正式には不変の心をこめる寿留女(するめ)、子孫繁栄を願う子生婦(こんぶ)などの9品目が贈られる。

←水引を暮らしの中へ  作品紹介→


*
(C)KAI PROJECT Co.,Ltd ,All rights reserved.
サイトマップ 利用規約 プライバシーポリシー ページトップへ