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八日市屋さんは蓄音器館の館長とは別にもう1つの側面を持っている。それは音楽のプロデュースである。特に“金沢”という街にこだわり、“音”によって表現したいというのがその思いである
「芸妓さんの音を集めたCDを何故つくろうと思ったかというと、『金沢の音』とは何であろうかと考えたからです。観光客が沢山来る、若い人たちも集まる、文化があり、伝統工芸もある、そんな街において形に残っているものではなくて金沢の音って何であろうかと考えたんです」
「色々なことを考えていたんですが、たまたま飲んでいるときに『そりゃあ、芸妓さんの音だろう』という話が出て。そういえば今の時代にはそういうのがあんまりないなと。蓄音器館の古いレコードにはそういうのがあったんです。かなり昔のものでしたけれど」
「それで金沢のお座敷太鼓のCDをつくろうと思ったんです。実際に取り組んでみると西の茶屋街と東の茶屋街で微妙に太鼓のたたき方が違うということが分かって、それぞれ別につくることになったんです。結果となってみれば2種類出来たことが金沢の街の文化の深さ、多様さを出すことになった」
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CD「金沢 にし 芸どころ」
金沢の名所として有名な茶屋街の伝統的お座敷芸の音を集めた、八日市屋さんプロデュースのCD
CD「金沢 にし 芸どころ」で笛を披露する“みね”さん(中央)
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