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大樋 長左衛門さん
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大樋ギャラリー、大樋美術館、茶室「年々庵」
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「中国では天目という形と色のシンメトリーの焼き物があったりするが、日本においてはそれは面白くないのやね。多少くびれてなくてはいけないのやね。円であってもそれが正円ではいけない。ワビサビにならんのや」
「手でひねっていけば正円にはならないし、轆轤で回せば綺麗にしかならない。手ひねりしかないわけです。抹茶椀というのは。ご飯茶碗と違い手ごたえのある味わい深いものです」
「口に持っていくという意味で茶碗ほどありがたいものは無いですね。これは1つの儀式的なもので、客人をもてなすという心意気の」
「掛け軸や花というのはある意味で見るだけのものや。抹茶椀は見て、触って、口まで持っていくもの。こんなものは他には無いわ。最高の儀式にはまった工芸品としてあるわけなんや」
「私、大樋の家のものにとって課せられたものだけれども。戦前までの大樋焼きというのは茶道文化の位置付けだったわけや。創意創作はそこにはあまり存在しておらなかった」
「それが戦後になって創作陶芸が求められるようになった。日本の創作陶芸の中には必ず茶陶が求められるんです。大樋焼きというのは茶陶の文化なんです」
「見るということと分かるということは違う。客観的に見たということではなく、そこに感情移入をする、物語を感じる、目が停滞する。それが分かるということです。そういう作り手にならなくてはいけない」
大樋さん(十代目)の作品(一部)
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大樋美術館所蔵作品(一部)
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