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(守田さん)
「今、純米酒がだんだん、酒造りの中心になってきつつありますよね。もともと純米酒というつくりであったのが、醸造用アルコールを添加するようになったのは戦争の時代に戦費調達するために、専売品のアルコールを、政府が売って、あのタバコでもおんなじですよね。塩でも」
「それが、いろんな世の中の変化で、純米酒ちゅうのはだいたい、どこの蔵でも主流になってきてますよね。だから本来の酒造りのスタイルに、戻ってきたんで。そういう意味では酒蔵の特徴がより出しやすくなった。そういう意味で、日本酒の需要は落ち込んでますけど、それと反対に、お酒がだんだん、おもしろくなったというか。純米酒の時代になって、作り手の側の、技術力が問われる時代になってきて。もう酒好きにとっては、おもしろい時代になってきたんじゃないかなという気はしてますけどね」
「大吟醸とか純米大吟醸とか純米吟醸とか、結局あの、クラスの高いこう、香りのいい、ねぇ。日本酒らしからぬ、ワイン風のお酒がしばらくこう、出ましたけど。今だんだん、返ってそういうお酒を飲むよりも、純米酒がだんだん主流になってきましたから。純米酒は、常温で飲んでよし、少し冷やして飲んでよし、ぬる燗でよしで」
「これからのお酒のオーダーも多分、ウイスキーや、ワインのように、だんだん銘柄を言う時代になっていくんじゃないかなという気分しとるんです。造り手のその努力によって、酒蔵同士の差別化がだんだん進んでくでしょう。飲み手側の支持の多いお酒は出ていくし、いくら大きい蔵でも、飲み手の支持の少ない蔵は、だんだん衰退していくという事で。飲んでみて、『あ、オヤジさん、この酒どこのお酒?』っちゅって。多分、聞くのが普通の酒飲みじゃないかと思う。日本酒のおもしろい時代に入った。その代わり、蔵の淘汰も、進んでいくと思います」
「お酒とはね、そんなに大飲みするもんじゃないんですよね。少しをきれいに飲んで、ねぇ。ストレス解消とか、そんなもんでしょうね」
「それと、いいお酒にたまたまぶつかった時のよろこびちゅうのは、ええ。例えばどっか旅行に行って、ふらっと、居酒屋さんに寄って、そこでオーダーしたお酒で、あれ?っちゅう酒に出会った時のね。あの、よろこびちゅうか。それは、何物にも代え難い、あれがありますね。かわいい女の子にふっとすれ違って、こう振り返ったような気分になる(笑)。あのときめきが」
「ほんとにうまいお酒なら、味噌か醤油だけでも、塩だけでも大丈夫だし。手のひらの上にちょっと、焼き味噌乗せて、ペロッと舐めてグッとこう、うん。だから、それは飲み手の方の問題で、僕がそれがいいからっつって、万人そうではないし」
「それと、ワインじゃないですけど、純米吟醸とか大吟醸のクラスになると、この銘柄は、例えば魚の方がいいとか。この銘柄は、魚よりも肉料理の方が合うとかっちゅう。もうそういう世界入っていきますしね。まぁとにかく、酒はもうおもしろいです。もうおもしろいの一語に」
「酒、好きとか嫌いとかは酒量で測るんじゃなくって、その飲み方でしょうね。ほんとに、こう楽しんで飲む。だってあんなもん一升も二升も飲んだらもう、後は水飲むのもおんなじでしょ。もうろれつが回らなくなって。それは僕は決して違うと思いますよ。それは酒量が強いんであって、それ酒飲みじゃないと思いますよ」
「ほんとの酒飲みっちゅうのは、こう自分の量に合った酒の飲み方を楽しむ。まぁそりゃ個人差によって違いますけどね。コップ一杯の人もおれば、二杯が適量っちゅう人もおれば。おちょこ一杯が適量っちゅう人もおれば、それはそれで構わんと思いますよ」
「おちょこ一杯のお酒で、その人が幸せになれて、周りの人も幸せになれれば、それでいいんで。一升飲んでも、周りの人に迷惑かけて、自分もつらい目に遭ったんじゃあ、これは何のために酒飲んだか分からんしね」
「医学的には下戸っちゅうのは多分あるんでしょうけどね。だけどお酒の飲み方自体に、左党も下戸も、多分これ、ないのがほんとじゃないかなって。結局、その人がこう楽しみの範囲内で楽しめれば、それはそれで一人前の酒飲み」
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「もりそば」さんの“カキそば”
穴水はカキだ!ということを実感させてくれる一品

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