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器屋の1つの特徴がキッチンを備えていて、仲間やお客様と食事会、パーティができる点です。
-キッチンがあるということがどのような意味を持っているのでしょうか?
「このお店にあるものはいわゆる雑器なので料理なくしては分かりにくいだろうと。『どんな風に使うの?』と聞かれることがありますから。こうやってコーヒー1つ出されても『おっ!』と思うようなことが大切だと思います。だからお店で食事会のようなイベントをやることで色んなことを分かってもらえるということもあります。一人でもそういう方々の裾野を広げていくことも大切ではないですかね」
そして前田さんにはもう1つの構想があります
「食器というのは段々買い貯まってしまう。それでもやはり新しいモノが欲しくなったりするわけです。洋服だってまだ着れる服があったとしても次のものを買ったりする。でも食器というのはそういうことが少ない。だから、新しい食器を買うために、飽きた食器をリサイクルできるようにしたいなと思っていて。でも個人だけが動いても、数が揃わなくてなかなか難しい。もう少し大きく動くことが必要だなと思っています」
「だからそういったときに店内の食器を卸して、使って、それを誰かに買ってもらったりとか、レンタルをするということをしたいと。例えばお子さんの七五三のパーティをしようというときに、『普段は3人家族だから食器も3セットしかない。7人来るけどバラバラというわけにもいかないし』とか『ホームパーティで映える盛り皿が必要だな』といったニーズがあるのではないかと思うんですよね。そしてそういった呼びかけの中継点、基地として食事会、パーティーが必要ではないかと思っているんです。もっと沢山の人数が来てもいつも新しい食器が出せるぐらいになるといい。そうすれば来た人達も毎回楽しいし、そういった食器が市場価格の半値ぐらいで買えれば喜ばれるのではないかと」
「本当は誰しも、仕事が終わって、ほっとして家で満足感のある食事やティータイムを迎えたいと思うはずです。何も毎日街へ出て、高いお酒を飲まなくても、良いウイスキー、良いグラスがあれば十分楽しめるかもしれない。『良いモノ』を使いたいというニーズを埋めていくと、高価な伝統工芸品にしても、もっともっと、使いたいという人が増えるのではないでしょうか?今は何か普通の生活ではそういったものを使わせないようにしてしまうシステムというか、世の中になってしまっている気がするんです。お金を持ってる人が順々に下へ『良いモノ』を流していくような道がないと駄目なのではないかと思うんです。ゆくゆくはその様な流通を作り上げたいと思います」
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