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NEW暮らしっくガイド イシカワスタイルズ 【石川発、新しくて懐かしいライフスタイルの提案。】
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前古 孝人さん

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前古孝人さんを楽しむ
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釣り人の記憶を漆の中に封じ込める

釣のスタイル
本物通りが良いかというとそうでもない
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モノを良く見る、そして感じること

-前古さんの取材を通して感じたことの1つに、我々人間が持っているモノのイメージというのは無意識の内に多種多様な情報を総括して1つのイメージを持っているのだということだ。例えば実物や写真を見て鯛であることは誰にでも判断つきやすい。ところが逆に「“鯛”を描け」と言われてすらすら書ける人は多くはいないだろう。そのくらい我々が持っているイメージは曖昧なものだ。
前古さんが試行錯誤してきたことに注目してみよう。魚だけじゃない、世の中全ての目に見える物事をそんな目で見直してみたら何か新しいことを発見できるかも。

作品_01
「魚を釣っている人に言わせると『尻尾の先端が黒くなっていないと「真鯛」では無い』と言うことなんです。私もそれまで知らんかった。実際に釣っている人達は良く知ってる」

「そやから、スズキを彫らんなんとなればスズキを知らなくてはいけない。注文あるごとにその魚種を釣りに行かんなん。なんと楽しい仕事やろうと(笑)」


作品_02
その他にも・・・
  • 鱗が完全な扇形の繰り返しだとリアル感に欠ける。魚によっても違うが、実は体の部位によっていろんな形をしている。また並び方は規則正しく見えているが実は規則正しくは無い。
  • 例えば黒鯛とかだと側線の上にある鱗の枚数が3枚半から4枚半といわれている。
  • 背びれの骨の本数というのは決まっているし、一番頭側の背びれの骨は短い
  • 魚にも当然肛門があるのでちょこんと出ている
  • 側線というのは実はよく見ると鱗に線が入っているのではなく、鱗の境界線によって1本の線に見えている。でも描くときは線を入れることでそれらしく見える。


作品_03
「ブリかヒラマサかって言われたときに最初わからんでね。ブリとヒラマサちゃどこ違うとるんやろうて。やっぱ思いましたもん。船で釣ってる人なんかはね、釣るでしょ、おう、ブリ!おう、ヒラマサ!って。すぐ。なんで分かるんやろうなあって。顔違うんかと思って見るんだけどね、一緒の顔しとるしね。同じ色やし、どこ違うがんやろうかって。厚みがちょっと薄いかなっていうのがあったけども、そうじゃなくても分かるっつって。むなびれがはらびれよりも出とるか出とらんかやと。やっぱ見てみるポイントがあるらしくって。ポッて分かるって」


作品_04
「クロダイっていうのは不思議なんで、取れる場所によって顔が違う。だからいろんなクロダイこうやって見るとみんな違う顔しとるんですよ」

「ヤマメかイワナか釣る人らは現物見せると、どこそこの川のやつやろとかっていう人居るんです。分かるらしいんですよ。やっぱ固体なんですね。同じヤマメでもどこそこの川のヤマメ、同じヤマメでもどこそこから上流とかって」


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