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「こういったこだわったものが無いのよ。世の中に。そうなったときに『ほんなら作ろう』かと。そっから俺らはスタートしたんや。確かに釣り具屋にも服あるよ。そんでもスキーウェアに毛の生えたようなヤツやろ。ちょっとこだわる人間には受け入れがたいとこもあるやろ。ほんで道具にこだわろうと思ってもみんな黒やん。真っ黒や」
「僕らは色んなもの見てきてるから、それらをぶちこみたいねん。竿も黒ばっかりや無くて赤も欲しいやん。そういう発想や。そういうことをやっていかないと飽きてまうやん、自分も。飽きたらおもんないやろ。10年も20年もやっているわけや、こういうことを。飽きたらあかんねん。飽きんためには自分がワクワクするようなスタイルを作ってそれを展開していくしかないんや。そうすると道具作るしかないのよ」
「それで大人も楽しめて、且つそれを見ている子供が憧れるようなそういうスタイルっていいとおもわへん?今は道具は一杯あるから、金さえあったらいい道具が買えるねん。俺等子供のときって道具無かったやん。金もないし。だから必死で道具探したやん。工夫して。今はもう全部あるから、釣り方にしたって、タックルにしたって」
「そんな中でなんかおかしなってんねん。やっぱり大人がカッコ良くないとアカンねん。今はこんだけモノが豊富やから大人と子供の差がつけられへん。子供も簡単に一流の道具が買えておんなじになってしまうねん。わしらの世界はちゃうねん。漆なんて子供には分かれへん。銘木がどうとか。その辺でおれらは大人の世界を確立してんねん」
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店内は一見、服のショップかと思うつくり
タックル、デニム、ライターなどが一緒に飾られるショーケース

伝統を大事にする“道楽”では興味深いオールドタックルも見られます |