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NEW暮らしっくガイド イシカワスタイルズ 【石川発、新しくて懐かしいライフスタイルの提案。】
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山谷 尚敏さん

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漆塗りの新たな可能性

釣りのスタイル
自分でやってみないと気がすまない
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漆刷毛

「これは毛が根元まで入っている。つまり木で挟み込まれていて、木を削って、毛を出して使う。鉛筆と同じようなことや。漆は粘りが強いので、刷毛が負けてしまわない強さが必要なんや。
毛の素材は豚毛とかもあるけど、上塗り用の刷毛は人の女性の髪の毛で出来ている。それを漆で固めてある。鉛筆のように周りの木を削って、芯さながらに出てきた毛の部分をほぐして使う」
漆刷毛




漆塗りのタックル

「竿がパーツで買えるということを知って、ほんなら自分で作ったろうと。そん時に自分にとって一番身近な塗料の1つが“漆”やった。ラッカーとかやったら買いにいかなあかんし(笑)それでもやっぱりラッカーとかカシューでは出せん色というのがある。基本的に人と一緒なのが嫌やというのがあって。自分なりのスタイルで釣りたいと。誰かの押し付けで釣りはしたない!俺は俺で自分の好きなもん集めて好きなもんで釣ると。それで釣ったら嬉しいと。釣れんかったらそれはそれでいい」
漆塗りのタックル




ハンドメイドルアー

「これは自分で作ったルアーで初めて魚が釣れたやつや。『ほんとに釣れるんや!』と。小さいやつが爆釣やった。ちゃんと泳いだし(笑)ここから本格的にルアーを作ってみようと思った」

-見た目は今の山谷さんの作っているものに比べれば素朴なつくりですが、ここに強烈な思い出が残っていることが伝わります!
ハンドメイドルアー




堆漆の作品

「小さいときに友達が石に色を何回も塗って、それを研ぎ出していた。それを見たときに『あー、キレイやな。俺にもできんかな』と思った。それで初めてプラモデルの塗料でやったんや。それが始まりかな。その後大きくなって仕事を始めて、ある時にそれが今の仕事に結びつくことになった。ウチの母親が漆を塗り重ねた板を1枚もっとったんや。漆のおもしろさに気付き始めとった頃にそれをもらったのが俺の堆漆の始まりや」

「それを研ぎ出してみたら『すごいやんけ!こんなのありなんか!』と。それから自分の板を塗りだした。『おもしろい事しとるな。もっとちゃんとした物を作ってみろ。そしたら買ってやる。』と言ってくれた人がいて。そこから真剣に作るようになった。またある時に『そんなん作っているのなら公募展に出してみないか』と言われて、堆漆の作品を出してみようと思った。これは『俺にしか出来ん』と。堆漆は木地師にも蒔絵師にも出来ん。塗師にしかできん事やと!お椀やったら木地は木地師に引いてもらわんといかんし、絵は蒔絵師に頼まないといけない。100%俺の作品とは言えないと思ったんや」

「もともと漆器というのは分業制なわけやけど、自分は100%自分の色を出せる部分も欲しかったんや。作品として考えたらね。それを考えたらこれ(堆漆)しかなかった」

-話を伺っているうちに堆漆は山谷さんそのものであるという気がしました。延々と日々積み重ねられるものとそれが研ぎだされるときの新規性。これぞライフスタイル!
堆漆の作品




パイオニアのお部屋

「スピーカーは漆器の椀を組み合わせたものや(笑)パソコンも好きで、よくはわからないなりに、とにかく自己流で何とか自作マシンを組み上げた筐体は漆仕上げ(笑)ディスプレイはアルミ箔で仕上げてある」

-とにかく山谷さんのライフスタイルを知る上でのキーワードの1つは“とにかくやってみる”だ。パソコンにしてもスピーカーにしてもこの他にも沢山ある。興味をもったことにはとりあえずトライしてみて、うまくいかなくてもまた次の手を考える。とにかく“第一歩”の踏み出しが早いのだ。こんな所に伝統文化の様式にとらわれない山谷さんの人物像が垣間見れるのだ!
パイオニアのお部屋


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